コラーゲンも大事! ランナーが摂るべき食事とは

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近年、健康維持や体力増進、ダイエットなどを目的にランニングを楽しむ人が増えています。
走ることでほどよく身体を動かすことは、ストレス解消やリフレッシュにもつながって良いことがいっぱいです。

せっかく走るのなら、ある程度継続してランニングの習慣を続けていきたいですよね。
そのためには、食事から摂る栄養に気を配って「走るための身体づくり」を意識するのが大切です。
今回は、ランナーが心がけるべき食事のポイントについてご紹介します。



持久力アップと疲労回復に「ビタミンB1」

ランニングでは、走っている間に体内で糖質などを燃焼してエネルギーにする必要があります。
このときに欠かせないのが「ビタミンB1」です。しっかりと食事を摂っていたとしても、ビタミンB1が不足するとうまくエネルギーにすることができず、疲労感を感じやすくなってしまうのです。
ランニングの持久力アップや疲労回復にはビタミンB1を十分に摂るのが大切なのです。

ビタミンB1は、豚肉やレバー、豆類などに豊富に含まれています。
ねぎやにんにく、ニラなどに含まれる「アリシン」にはビタミンB1の吸収を高める働きがあるため、一緒に摂れるメニューがおすすめです。

貧血予防に「鉄」「たんぱく質」

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長時間走り続けるためには、酸素を上手に体内に取り入れるのも大切なことです。
体内で酸素を運ぶのは赤血球のヘモグロビンです。ヘモグロビンは主に鉄から作られますが、ランニング中は汗をかくことで鉄が失われやすくなります。

また、走ることによる衝撃で赤血球が壊れやすくなるとも言われており、ランニングする人は貧血対策も意識すべきなのです。
貧血状態では、酸素を身体のすみずみまで運ぶことができず、すぐにスタミナ切れを起こしてしまいます。

貧血対策には、まずはほうれん草や小松菜、ひじき、レバーなど「鉄」を含む食品を摂るのが大切です。
合わせて、鉄とともにヘモグロビンを作る「たんぱく質」や、鉄の吸収を助ける「ビタミンC」も一緒に摂ることを心がけましょう。

関節や腱、骨の強化に「コラーゲン」

持久力を付けるためにスタミナ食や貧血対策を心がけるとともに、ランニングによって傷めやすい関節や腱を丈夫にするための栄養補給も意識しましょう。
骨と筋肉をつなぐ「腱」や、骨と骨をつなぐ「関節」は、コラーゲン繊維でできています。
そして、コラーゲンを摂ることで腱や関節のコラーゲン繊維の増大効果があることが研究でわかっています。

また、コラーゲン摂取には骨量を増加させる効果も期待できます。ランニングをする上でケガや故障を避けるためにも「コラーゲン」を補給することをおすすめします。
コラーゲンは豚足や牛すじ、鶏の皮、フカヒレなどに豊富に含まれていますが、これらの食品から十分な量を摂ろうとすると、脂質の摂りすぎやカロリー過多が気になるところです。
サプリメントなどを上手に活用して摂取するのが良いでしょう。